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イケない秘め事
第14章 病院
「おはよう、愛美。」

目が覚め愛美に、俺は、キスをした。

「おはよう、お兄ちゃん。眠い~」
「ほら、顔を洗って、着替えろ。」
「お兄ちゃん、ママみたいだね。」

愛美が笑いながら、洗面所に行く。
簡単に朝食を済ませ、俺は、愛美と大きな総合病院へと車を走らせる。

「ねぇ、お兄ちゃん?」
「ん?」
「愛美、どこも悪くないのに、病院行くの?」
「そうだよ。現に昨日だって、お前の好きなオムライスもちょっと口をつけたどけだろ?俺が、居なかった時も食べない事が多かったみたいだし。心配だから、念の為。わかった?」
「うん。」
「怖いか?」
「うん。」
「俺が、ちゃんと側にいるから。」
「うん。」

病院につくと、問診票ってのを書かされた。思い付くままに、愛美の事を書いて出した。内科や精神科とか思ったけど、心療内科だった。違いがわからん。

待合室で、待ってると、怖いのか、愛美は、俺にピタッとくっついてくる。名前を呼ばれ、愛美を押す形で診察室に入る。
俺は、俺達の過去以外、俺が、家を出ていってからの愛美の様子や今の様子を細かく医師に話した。検査もした。医師は、俺を外で待たせ、愛美の観察をしたかったらしいが、頑なに愛美が拒むので、俺も診察室に残ることになった。最初は、順調に進んだ。だが、

「愛美ちゃんが、今までで一番辛かった事はなに?」
「お兄ちゃんが、愛美の前から居なくなったこと。」
「じゃ、お兄ちゃんが居なくなった時のこと、思い出せるかな?目を閉じてね。ゆっくりと…」
「凄く怖かった。愛美、一人ぼっちで、お兄ちゃんのお部屋で毎日泣いてた。ずっと、寂しかった。」

毎日、泣いてたのか?!
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