この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イケない秘め事
第11章 愛美の異変
俺が、今のアパートに来て1ヶ月位たった頃。母さんから、電話があった。

「最近、愛美の様子がおかしいの…。何か知ってる?」

俺は、この1ヶ月、愛美からメールを貰っても、余り返信を送ってない。電話にも、なるべく出ないようにしていた。
現在の愛美が、どんな様子なのか気になった俺は、仕事から帰宅した直後だったが、自宅に車を走らせた。
家に電話し、今から向かう事を伝えたが、愛美の様子を聞くのが、怖くて電話を切った。

愛美…
お前は、いま元気なのか?
病気で、伏せてるのか?
俺は、泣きそうになるのを堪えた。

家につくと、チャイムを鳴らすのももどかしく、鍵を開け、入った。

「愛美っ!!」

階段をかけ昇り、愛美の部屋を開けた。

「愛美っ!!」

愛美は、ベッドに寝ていた。
俺は、愛美を壊れる位に強く抱き締めた。
ふと気付くと、ベッドの側に母さんがいた。
ヤバかったかな?

「愛美は?なんで、眠ってる?」
「起きるが、普通の精神じゃない。1度眠ると、二日位起きない時もある。」

後ろから、父さんが言った。
母さんは、泣いてる。

「俺の…俺のせいだ!俺が、愛美をこんな状態にさせたんだ!」
「違うよ。悠祐…愛美が、こんな風になった責任は、俺達にあるんだ。」
「はっ?今、何て言った?」
「お前の部屋に行けば、わかる。」

俺は、自分の部屋に入った。
俺の部屋には、机も本棚もベッドすら、何もなく、ガランとしていた。

「なんだよ、これ!」
「お父さんを責めないで。悠祐の物を処分すれば、愛美も少しは、お前との事を忘れてくれると思って、したことなのよ!」
「はあっ!?そんな事をすれば、愛美が、辛くなるの、わかってるだろ!!何、したんだよ。アイツ、何もしてねぇだろ?なぁ、そうだろ?アイツ、まだ17だぞ!これから、いっぱい楽しめる人生が待ってんだぞ!!」

俺は、父さんに掴みかかった。

「俺、あんたらに頼んだだろ?愛美をよろしくって。なのに、なんでこんな事になってんだよっ!!なぁ、おいっ!答えろよっ!なぁ!」

俺は、泣きながら愛美の部屋に入って、ベッドで眠っている愛美の頭を撫でた。

「愛美…」

俺の部屋で、母さんが泣いてる。


/149ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ