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第26章 誕生日

「そうだなぁ。今度の休み、どっか連れてってやる。」
「じゃ、今からトイレ行ってくるね。」

俺もついていった。
暫くすると、愛美が嬉しそうな顔で、トイレから出てきた。

「私の勝ち～！」

俺は、愕然とした。線がハッキリと出てる。愛美…お前のお腹の中には、子供がいる。俺とお前の子供が…。元々、覚悟はしていたが、正直、早すぎた。

「愛美、明日確か病院だったよな？」
「うん。そうだよ。」
「明日、受けるとこが増えるけど、頑張れるか？」
コクン…

俺は、なにか落ち着かず、朝を迎えた。