この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
笑うことしか出来ない私へ
第3章 優しいフリ

こうたと一緒にご飯を食べて
テレビを見ている。

昼12時を回って
こうたが帰ると立ち上がった。

「え、もう?」

「今日は帰るからな。」

「…うん。」
嫌だ…寂しい。でもこれ以上は止めても無駄だよね。

「いちこも今日は仕事だろ?」

「うん。」

「じゃあ、また来るよ。」

「今日?」

「お前、子供かよ。今日はもう来ないよ。」

「………いつ?」

「…いつって言われてもな…
じゃあ、土曜日仕事が終わったら来るよ。
飯でも食いに行くか?

あ、お前土曜日は忙しい?
水商売は土曜日が稼ぎ時だろ。」

「休む。」

「そこまでしなくていいよ。
仕事には行けよ。」

「こうた、土曜日じゃないと来れないんでしょ
だったら休む。いいの、私古株だし
基本的に毎日出勤してるからたまに休んでも大丈夫なの。」

私の言い分と勢いに呆れたのか
こうたは苦笑いで「あ~そう。」とだけ言った。



その後、こうたは帰って行ってしまった。

寂しい。

部屋に一人。

連絡先も知らないけど
土曜日を心待ちにこうたを信じて待つことにした。

私は仕事の準備を始めた。
/87ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ