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ラブ☆ファイト!!
第6章 ろく⭐
よく、夢を見る。
一条院紫が、幼いオレのことを誘惑する夢だ。
「……あ、あっ、あん、類さま、可愛い……もっと、紫を見て……可愛い……」
オレの上で腰を振るう紫は、今思うと、とても淫らな女だった。
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一条院紫、それは玲の母親の事だ。
一条院紫は、オレの母さんの妹で、オレの父さんの妹でもある。
一条院紫は、すごく幼かったオレを犯したあと、姿を眩まし、勝手に何処ぞの男と結婚し、本城紫になって、湘南で玲を育てていた。
だけど、結局、一条院の血がそうさせたのか、紫は、一条院以外の者との結婚生活に上手く行かず、離婚して、いま、オレの祖父の弟の息子と再婚して、再び一条院紫となった。
18年ぶりにオレの前に現れたとき、艶やかな髪を靡かせて、
「類さま、玲をよろくしね?きっと気に入るはずよ?なんせ、あなたの血を与えられた子だもの」
と、せせら笑い。
一条院以外の者との結婚生活に疲れ果てていたのか、少しおかしくなっていた。
………玲は、一条院の最も濃い血を引く子だ。
玲を見た瞬間、身体中の血が騒いだ。
ーーーーーーこの子が欲しいとーーーーーー
そう、思った自分も、紫同様、相当、おかしくなっているのかもしれない。
‥

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