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やさしいキスをして?
第10章 番外編

少しの沈黙の後、三島くんは『すみません』と口火を切った。
『実は…知ってるんです。園山さんが誰を想ってるのか。今日の試合、誰を一番応援してたかってことも…僕は全部分かっています』
『えっ?』
不意の言葉に、ドキンと鼓動が跳ねた。誰を一番応援してたかって…そ、それは…
『その人は、園山さんの好きな人…そうですよね?』
え?!そんな…好きかどうかは、まだ…
『僕は中学の時から、ずっと…ずっと……!』
!!これってどういうこと…?!
ちょっと待って!私、私の気持ちは───

