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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『そ、それより僕は、昨日のLiNEのことを相談してるんだが…?』
『ああ…おれらの試合観戦を断られたことか?』
自宅まで園山さんを送り届けた時、つい調子づいた僕は週末のサッカーの試合に彼女を誘った。
『最近調子上がってきてるもんな、ミッシー。ちゃんと自分が試合に出れること、マドちゃんにも伝えたんだろ?』
『あぁ…』
僕にとっては初めての公式戦での出場で、園山さんも激励の言葉をくれた。
「予定を確認したら連絡するね」
そう言って彼女のマンション前で別れた後、帰宅すると…
〉〉試合の話。
ごめんね、やっぱり今回は辞めておきます。
そんなLiNEが入っていた。どうやら、一緒に行こうと思っていた倉田さんの都合がつかないらしく。一人では行きたくない…という結論のようだった。

