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第10章 番外編

『実は僕も、甘いものには目がないんです。』


フッと目を細めて、爽やかに笑ってくれた三島くん。わ…こんな優しい表情するんだなぁ。いつも顔を隠したり俯いたりしてるから…いいもの見ちゃった気分。


『せっかくだから、食べましょうか。』

『え、ホントっ？！』


思わず喜びが顔面に出たんだと思う。勢いよく返事をした私の顔を見るや、


『ささっ先に席で待ってて下さい…僕が注文してきますので//』


三島くんは顔を押さえてレジに行ってしまった。スイーツごときではしゃぐなんて、子供っぽいって思われたのかな？…もう少し、今の笑顔を見ていたかったのに。