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やさしいキスをして?
第10章 番外編

三島くんとペアになった2ゲーム目。
『園山さん、腕を振り子みたいに自然に振るといいですよ。』
『え?』
『力は入れず、ボールの重さに任せるだけで大丈夫です。あと目線は、ピンではなくレーンにある▲印を見るようにすれば、狙いが定まりやすいと思います。』
そのアドバイスを聞いただけで、私のスコアは驚くほど上がった。まさかの人生初ストライクまで、飛び出す始末。
『マ…マドカ上手〜い!急にどうしちゃったの?!』
『マドちゃんズルいぞ!おれとの時は本気出してなかったな!!』
『そ…そんなことないんだけど〜…//』
自分でも驚く好調さに、気づけば自然と三島くんとハイタッチまで交わしていた。

