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やさしいキスをして?
第10章 番外編


『だから慣れたわ、騒がしいのには。』


私が笑って話すと、三島くんはちょっと固まった。なぜか妙な間が空いたと思ったら…


『園山さんは…変わらないですね…//』

『え?』


笑ってるのにどこか傷ついたような表情で、手元のお茶に視線を落とす三島くん。でも私と目が合うと、すぐにハッとしてブンブン頭を振り出した。


『あ、いや…//そそそれにっ園山さんは運動オンチではないですよ!さっきだってボーリング、すぐに上達したじゃないですか!』

『………!』


それはこの施設に着いた頃。ボーリング対決をしていた数時間前のこと───


ゆうひくんとペアを組んだ1ゲーム目。予想どおりというかお約束というか…ガーター連発の私。ゆうひくんの活躍も虚しく、私達はあさひと三島くんペアに負けてしまった。



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