この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第10章 番外編

『三島くん、大丈夫?
ちょっとそこ、座ったら?』
ドリンクバーで4人分を用意しながら、近くにあるベンチへ三島くんを誘導した。見てるこっちが気の毒になるくらい…三島くんはゲンナリと疲れきった顔をしてる。
『はい、飲む?』
『あ、ありがとう…』
『こういう所、苦手?』
『苦手というか…こういう場所へ来たのは初めてです…』
『そうなんだ?』
三島くんはお茶をグイッと飲んでため息をついた。この疲れ果てよう…やっぱりどう見たって文化系よね。バレーも卓球も、イマイチだったし…

