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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『まどか、おかえり!遅かったわね。』
『ただいま…』
『あんまり遅いから何かあったのかと思って…学校に電話しようかと思ってたのよ…!』
お母さんは、ものすごく心配していたみたい。とりあえずこの場は…
『心配かけて、ごめんなさい。ちょっと…友達と寄り道してたの。』
『まぁ…お友達と?!』
“友達”という言葉に、お母さんは声を和らげる。本当は…ただのクラスメイトだし。倉田さん達とは、偶然帰りが一緒になっただけ。遅くなったのは寄り道してた訳じゃなくて、隠された運動靴を探してたからなんだけど…

