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やさしいキスをして?
第10章 番外編

『ん?何か、いい匂いする…?』
『/////?!』
岩本くんは さらに顔を近づけて、クンクン私を嗅いでくる。な…何してるのぉ//?!??
『あ、コレだ。』
私の肩から何かつまむと、手のひらに乗せて見せてくれた。
『あ…』
それは、キンモクセイの花。小さなオレンジ色の花粒が、かすかに香りを放っている。
…そっか。さっきの休み時間、水やりした時についたのかな?
『何だコレ?』
『中庭にあるお花だよ。』
『ふぅん?ちっこい花なのに、すげーいい匂い。何か…マドちゃんみたいな花だね?』
『〜〜〜っ///』
不意に向けられた、無邪気な笑顔。
ものすごく甘い…//鼻につくキンモクセイのせいなのか…頭がクラクラしてくる//私みたいって…?それって、どういう意味…?

