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せめて夢の中だけでも
第37章 日々、成長中
「俺にキスしてよ…」
「いつも…俺からだから。
凛ちゃんの愛情表現を…見せてよ。」
「そんな事…っ」
…恥かしくて出来るわけないっ!
「キスしてくれたら…
凛ちゃんが眠れないその理由を解消してあげるよ?」
「〜〜〜〜〜っ!」
「はいっ。」
秋雨はワザと目を瞑って
私に軽く顔を近付ける。
私はゆっくりと秋雨の頬に手を添えた。
そして…ゆっくりと少し触れるくらいのキスを
一つ…彼の唇に落とした。
私が目を開けると…
彼はすでに嬉しそうに笑っている。
そして、再度…
私に強く口付けた。
「はっ…あっっん。秋雨っ」
「して欲しかったでしょ?」
「んっ。…欲しかった…っ。」
「素直…」
秋雨の首に手を回し激しく
彼を求める。
彼もその求めに応えようと
角度を変え何度も何度も私へとキスをする。

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