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異常性愛
第13章 塊

動揺を隠しきれない私をチラッと見た後、亭主は話を続けた。
『涼子は特に母性の強い女だ。
あれがナースの頃は皆が癒されたよ。
そのまま続けていれば
最高のナースになっただろうな・・。
まぁそれはいい。キミのことだ。
キミはその母性に母君を感じたんだ。
キミの記憶の中にある母君の愛情を
涼子は示現してくれたんだなぁ。
それは確かに愛かもしれん・・。
私は優子に母性を感じることがあるんだが、
キミはどうだった?』
『ええ・・・。そうかもしれません。』
女性的な包容力を私は優子に感じていた。
彼女との親和性も母子のそれなのだろうか。
『ほほ、そうか。なら優子と付き合え。
たっぷり慰めてもらうといい。
だがけして惚れるな。そして涼子を忘れろ。
それがキミのつまらん こだわりを捨てさせる。』

