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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう
噛み付くようなキスの後、拓真さんが私と額を合わせて息を吐く。
「っんまり可愛い事言うな……止まんなくなる」
「やっ、とめな、い……で」
「……そう、じゃない」
また深くを抉られて
「ひっ、あっ!」
目の前に火花が散った。
突かれる度に白く弾け、甘い疼きが蓄積していく。
「っすみ……!」
押し寄せる悦楽に飲み込まれて、何も考えられない。
頭の芯が甘く痺れて……
「たっ、くま、さ……もっ……っ!」

く、る……
……っ……あっ……

「やっ!」
「……ぃや?」
すぐ目の前で艶然と微笑まれ、鳥肌が立つ。

……や、じゃない

「っ……もっ、と」
自然と口にしていた。
拓真さんが少し目を見開く。次いでフッと深まった笑み。纏う艶に心が跳ねた。

たくまさん、

おねがい

わたしを、たくまさんで
いっぱいに、して

たくまさんで、

「こ、わし……て」



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