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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
「お願い、許して。赤ちゃんが死んじゃう。こんなことをしたら、赤ちゃんが」
 芳華は泣きながら叫んだ。
「それにしても、でかくなったな、お前」
 法明は裸にした芳華の腹部を撫でた。
「しばらく見ない中に何かしっかり育ってやがる。けど、このでかさじゃ、確かに難儀だな」
 法明はすすり泣く芳華を再び抱き上げた。どこに連れていくのかと思ったら、今度は寝台の脇に置かれている肘掛け椅子に降ろされる。
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