この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
執事とお嬢様の禁断の模様
第4章 更なる山道
また…その顔。
そんな顔させちゃって、ごめんね……
傷つけちゃって、ごめんなさい。
本当はあなたも、私といない方が
いいのかもしれないけど……
私は、秀一と一緒にいたいから。
だから……
許して、ね。
「…っなぜ…ですか…?」
微かに震えた声で、秀一は私に問う。
瞳も、微かに揺れている。
私にはそれが、秀一が必死に
なっているように見えた。
「…うん」
私は精一杯の笑顔を作った。
さすがに涙は隠せないから、
泣き笑いになっちゃってると思う。
「お願いだから…なにも、聞かないで」
「っっ……」
「これからは…執事と主として、
仲良くやっていきましょう?」
「っ……!」
私だって本当は、秀一と一緒にいたいの……

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


