この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第47章  魔物の栖

「いずれにしても、徹底的に追及させてもらうわ。今回、朱佳がしたことは、例えばわざと御寮の前に汚物をぶちまけるとか、厠に入っているすきに外から閂をかけて閉じ込めるとか、そういう下世話な嫌がらせを仕掛けるのとは次元が違うもの」

バンッと玲利が柱を叩き、玉蘭は現実に引き戻された。

そうだ――

これは、単なるいじめや意地悪の範疇を越えたことなのだ。

帝の寵愛を待ち望むあまり、まだ生まれていない…宿ってすらいない子供の命まで狙ってきた。

その執念深さに、後宮のそら恐ろしさを感じる。

これでもし本当に身籠ったときには、さらにえげつない攻撃を仕掛けられてしまうのだろうか。

(そんなのダメ!!)

玉蘭は、とっさにお腹を庇った。





/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ