この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第14章  前夜

呂栢を見送り、玉蘭は医房への門扉をくぐった。

簡単な厨、薬庫、書庫、そして“触診處”という板が掛けられた診察室。

「ごめんください。ご典医さまは、こちらですか」


――――。


物音がしない。

不在のようだ。

(でも、診察はここで受けるはず)

片隅に敷かれた褥に座り、玉蘭は待つことにした。

漢方薬の苦い香りに、頭がクラクラした。




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ