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half. ~Sweet blood~
第7章 はじめての、発情…

瞼を持ち上げルシアをみれば、乱れた息遣いに赤みを帯びた頬。陽が昇り始めカーテンから漏れる灯りで、色気を纏った顔が照らされる。
「どした…?体調でもわりーのか」
長い移動に、日中日差しを浴びすぎたのが原因か?そんな事を考えてルシアの返答を待つ。
「分かんねー、身体熱くて…おかしい」
「どっか痛いのかよ」
「っ、違う…」
身体をモジモジと動かし俺の胸に顔を埋めた。
「言ってみろ、どうした」
「さわ…っ…て」
控えめではあるがそれがまた…
色気を感じさせた。
欲情しているのに気付いた雪斗は上体を起こし、寝ている昂に声をかける。
「わり、車行ってくる。すぐ戻るから」
「ん…分かった」
俺はルシアを抱き上げ部屋を後にした。

