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half. ~Sweet blood~
第7章 はじめての、発情…

朝方になり早くに目が覚める。隣には雪斗が背を向け寝ていた。その背中に寄り添うように密着し再度目を閉じる…
「暖かい…」
ポツリと呟けば雪斗が寝返りを打ち、向き合う形になる。目の前には広い胸板があり、俺を包み込むようにして腕が回された。
咽せるような甘い香りに血が騒ぐ…
何でこんなにも欲しくなるんだよ。
今まで平気だったじゃねーか。
あー、駄目だ抑えが効かねーよ。
おもむろに首筋に唇を這わし尖りを押し当てた。深く刺すわけではなく浅く微かに血が滲む程度に…
「っ、いって…」
目を覚ました雪斗は状況を理解したのか、優しく頭を撫でる。そして小声で言った…
「加減してくれよ」
浅く刺さった歯を深く食い込ませる、甘い血が溢れドクドクと脈打つのが分かった。
ンク、ハァ…ゴキュ…
喉を鳴らし欲望を満たす。
「ごち」
「ん…」
満足したはずなのに、何かが足りない。
身体は熱く火照り…
下半身が反応する。
「っ、ゆき…と」
掠れる声でた助を求めた
「身体が、おかしいんだ…」

