この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
half. ~Sweet blood~
第2章 同情と、優しさ…

「ほら、飲めよ」
ベッドの上、俺は雪斗の上に跨がった。何故だか分からないが、あの日唇から飲んだ血がすげー美味く感じたんだ。大した量を吸った訳じゃねーのに、何でだ…
クチュ…カリ…
「うつ…っ、今日は…口か…よ…」
唇に滴る血を吸った。
にじみ出る血を吸い上げ喉を潤す。
あぁ、すっげー甘い。
鼻からは香りを吸い
口からは血を吸う
チュパ、チュー…
クチュクチュ…
「んっ、ルシア…」
「なに?」
コイツ分かってやってんのか?
誘うような顔して吸いやがる。
ルシアは男だ、なのに何でだよ
下半身は固さを持ち始める。
溜まらずルシアの舌に絡めた。
「んっ、あっ…雪斗…?」
「誘ってんのかてめーは」
チュパ、クチュ…
あ、この味。この前のだ。
思わず舌を絡める
「んっ、ふっ…あっ…」
小さく細い身体を抱きしめ唇を合わせる。無心に舐め続けるルシアは俺の口内に血の味を広げた。ソレを舐めとるようにして上顎をなぞり、舌を絡める。

