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コンプレックス
第9章 弟の元カノ

誰でも知ってる高級ブランドに身を包み、椅子に座る愛里咲を見下ろすその顔は…
(誰かに……似てる?)
見覚えがあるようでない。
「覚えてない? 私、高校ん時の同級生! 須藤芙美[すどう ふみ] 」
─────スドウ フミ…
高校時代、愛里咲と琉が付き合う前…
そう、琉の ”元カノ” だ。
(このタイミングで会うなんて……)
更なる嵐の予感に、愛里咲の目の前がグラグラ揺らいだ。
「まさか琉と愛里咲が結婚するとはね〜」
愛里咲の腕の中で不安げに芙美を見上げる陽向をチラッと見た芙美。
「え? 何で…知って?」
確かに陽向は琉に似ているが、芙美とは高校を卒業して以来会っていない。
それなのに何故…と訝しむ愛里咲。
そんな愛里咲を鼻で笑うと
「妹に聞いたの」
言いながら、芙美は隣のテーブルへと着いた。
(誰かに……似てる?)
見覚えがあるようでない。
「覚えてない? 私、高校ん時の同級生! 須藤芙美[すどう ふみ] 」
─────スドウ フミ…
高校時代、愛里咲と琉が付き合う前…
そう、琉の ”元カノ” だ。
(このタイミングで会うなんて……)
更なる嵐の予感に、愛里咲の目の前がグラグラ揺らいだ。
「まさか琉と愛里咲が結婚するとはね〜」
愛里咲の腕の中で不安げに芙美を見上げる陽向をチラッと見た芙美。
「え? 何で…知って?」
確かに陽向は琉に似ているが、芙美とは高校を卒業して以来会っていない。
それなのに何故…と訝しむ愛里咲。
そんな愛里咲を鼻で笑うと
「妹に聞いたの」
言いながら、芙美は隣のテーブルへと着いた。

