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ラブカルチャースクール 2
第16章 Lesson 恩義

急いで服を着てると、先に着終わったセイジが片付けを始める。
「琴海はお化粧直ししてて…」
「うん…有難う…」
汗ですっかり落ちたメイクを気にしてくれたが、実家に帰るだけだったから、元々そんなにちゃんとはしていなかった。
それでも細かい気遣いは流石だと思う。
これからはセイジを先輩として、見習っていくんだ…。
ドアを開けて空気を入れ換え、ソファーを綺麗に拭いていく。
セイジはテキパキと動き、私たちの交わった跡を瞬く間に消していった。
ズキン…
当たり前な事だ…
私でもそうする…。
でも、胸の奥がズキズキと…
切り傷みたいな痛みに疼く。
掃除し終えたセイジが振り向いて、いつもの優しい笑顔を見せて
「琴海…終わった?」
「うん…大丈夫だよ!」
カランコロ〜ン
それは、店の呼び鈴が鳴るのと同時だった。
「琴海はお化粧直ししてて…」
「うん…有難う…」
汗ですっかり落ちたメイクを気にしてくれたが、実家に帰るだけだったから、元々そんなにちゃんとはしていなかった。
それでも細かい気遣いは流石だと思う。
これからはセイジを先輩として、見習っていくんだ…。
ドアを開けて空気を入れ換え、ソファーを綺麗に拭いていく。
セイジはテキパキと動き、私たちの交わった跡を瞬く間に消していった。
ズキン…
当たり前な事だ…
私でもそうする…。
でも、胸の奥がズキズキと…
切り傷みたいな痛みに疼く。
掃除し終えたセイジが振り向いて、いつもの優しい笑顔を見せて
「琴海…終わった?」
「うん…大丈夫だよ!」
カランコロ〜ン
それは、店の呼び鈴が鳴るのと同時だった。

