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第15章 Lesson 休校

ボロボロ…

泣いちゃいけないと思っても、勝手に涙が溢れ出す。

「…っ……」

セイジに泣き顔を見せない様に、急いで顔を下に向け

「琴海？」

「お手洗い…行ってくる…」

この場から逃げるみたいに、勢い良く立ち上がると…

クラ〜リ…

「ひゃぁっ！」

酔いがまだ抜けてなかったのか、足元がフラついて脚が絡みそうになった。

 「危ないっ！」

倒れそうになる私をセイジが咄嗟に支えてくれようとしたけど

セイジに頼ってちゃいけない！

「やぁっ！」

なんとか踏ん張ろうとしたが…
余計バランスを崩してひっくり返りそうになって

「琴海っ！」

ボスンッ！

結局…セイジの腕の中にキャッチされてしまった。