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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson

部屋に入るとヤナセはテーブルにあの荷物を置いてスーツのジャケットを脱いだ。
「失礼します…」
高級そうなジャケットを無造作に椅子に掛けようとしていたから、慌てて手を伸ばしてキャッチする。
「ヤナセさん!ハンガーに掛けますね!」
「クス……それではお願い致します。手を洗わせて頂きますね…」
ヤナセは快く私にジャケットを預けて、洗面所に向かっていった。
ヤナセの背中を見送りながら、 ハンガーにジャケット掛けてシワにならないように軽く叩く。
ジャケットのタグは日常では見ないような文字が入っていて、きっと物凄く高いんだろうと思ってしまう私は庶民だなと思った。
「琴海様…有難うございます…。今お食事の準備をしますので…」
シャツの袖を肘まで捲ったヤナセが、そう言って微笑む。
「食事準備ですか!?そんな、私がします!……あ…材料がない…」
ヤナセに作らせるなんて流石に申し訳ないと思ったのに、元より冷蔵庫には大層な材料は残っていない。
どうしよ〜!
デリバリーを頼むとしてもヤナセの口に合うのってどんなものなの〜!
脳内で更に小さくなった私が頭を抱えていると
「琴海様…食事ならもう出来ております…」
「へ…出来てる?」
ヤナセがいつもの貴公子スマイルを浮かべながら、持ってきた謎の荷物を開け始めた。
「失礼します…」
高級そうなジャケットを無造作に椅子に掛けようとしていたから、慌てて手を伸ばしてキャッチする。
「ヤナセさん!ハンガーに掛けますね!」
「クス……それではお願い致します。手を洗わせて頂きますね…」
ヤナセは快く私にジャケットを預けて、洗面所に向かっていった。
ヤナセの背中を見送りながら、 ハンガーにジャケット掛けてシワにならないように軽く叩く。
ジャケットのタグは日常では見ないような文字が入っていて、きっと物凄く高いんだろうと思ってしまう私は庶民だなと思った。
「琴海様…有難うございます…。今お食事の準備をしますので…」
シャツの袖を肘まで捲ったヤナセが、そう言って微笑む。
「食事準備ですか!?そんな、私がします!……あ…材料がない…」
ヤナセに作らせるなんて流石に申し訳ないと思ったのに、元より冷蔵庫には大層な材料は残っていない。
どうしよ〜!
デリバリーを頼むとしてもヤナセの口に合うのってどんなものなの〜!
脳内で更に小さくなった私が頭を抱えていると
「琴海様…食事ならもう出来ております…」
「へ…出来てる?」
ヤナセがいつもの貴公子スマイルを浮かべながら、持ってきた謎の荷物を開け始めた。

