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ラブカルチャースクール 2
第41章 M Last Lesson
燻り出す奥の熱を拡散したくて、腿を閉じて腰を動かしたかったが、そんなことしたらヤナセにモロバレする。

だからって手でシーツを掴んだりも出来ないし、頭も動かせない。

な、なんて…拷問なんだろう…。

せめて意識が股間にいかないように、頭の中を別の妄想に切り替えることにした。

そろそろお腹が減ってきたな…
今夜何を食べよう〜。

ヤナセが送ってくれると言うから、スーパーには寄れないよね…。
冷蔵庫の中、何か入ってたっけ?
……余りないかも…。

チーン!

今夜のオカズの妄想は、ものの数秒で終わった。

うっ!ダメよチワワ!
こんなんじゃヤナセの羞恥プレイに負けてしまう!

無駄な足掻きと分かっていても、改めて頭の中を食べ物で満たそうとした時だった――――

「琴海様…陰部の方…失礼致します…」

キ、キタァァァァ――――!!

「はいぃっ!」

ドキドキしながら目をギュッと閉じて、一気に食べ物の名前を頭に並べる。

えっと、オムライス、カレーライス、ハンバーグに、お味噌汁…秋刀魚の塩焼きに…。

必死になって頭の中のテーブルに、庶民的な食べ物を並べていくが…

「あぁっ!あ…」

花園の芝生を整えるかのように優しく拭かれる感触に、一瞬にして脳内に薔薇色のフィルターが掛かりだした。

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