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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第5章 第4話 海岸線の小旅行
「おいそんな下品なこと言うなよ、失礼じゃないか。でも本当に綺麗ですよね、お茶だけでもどうですか?」
「ええと……ごめんなさい、本当に今はその……」
「さっきは変なこと言ってすみません! 全然無理に誘うつもりはないんだよ、ただこんな綺麗なお姉さんとちょっとだけご一緒できたらなーって」
黒髪の青年は比較的真面目な人柄らしく茶髪の友人をたしなめていたし、茶髪の男性もその言葉にはっとした様子で先ほどの非礼を謝ってくれた。
上級学校の学生ということもあって目の前の2人は荒くれ者のような存在ではないことはよく分かったけれど、私は彼らの誘いを上手く断れずにいた。
「おい、そこの2人」
その時、私を救ってくれる聞き慣れた声が背後から聞こえた。
「えーと、お知り合い?」
「知り合いなんかじゃないよ、そこのホルスタインは僕の女だ」
「これはすみません、ご主人と一緒に来られていたんですね」
「主人なんて言うな、僕はホルスタインと対等な恋人同士なんだ。早く行こう」
「坊ちゃま……」
見るからに不機嫌そうな坊ちゃまは陳謝する黒髪の青年に強い口調で言うと私の左手を乱暴につかんで歩き出し、茶髪の男性はその様子を呆けた表情で眺めていた。
坊ちゃまは右手で私の左手を引いて歩きながらずっと無言のままで、私は坊ちゃまに何と言って謝ろうと考えていた。
しばらく砂浜を歩くと坊ちゃまは立ち止まり、周囲をきょろきょろと見回すと左手で持っていた大きめの紙袋を砂の上に置いた。
紙袋には先ほど露店で買ったらしい軽食と紙包装された飲み物が入っていたということに私は今更気づいて、そして私に正面から向き合った坊ちゃまを見て緊張が脳裏を走った。
そして……
「ええと……ごめんなさい、本当に今はその……」
「さっきは変なこと言ってすみません! 全然無理に誘うつもりはないんだよ、ただこんな綺麗なお姉さんとちょっとだけご一緒できたらなーって」
黒髪の青年は比較的真面目な人柄らしく茶髪の友人をたしなめていたし、茶髪の男性もその言葉にはっとした様子で先ほどの非礼を謝ってくれた。
上級学校の学生ということもあって目の前の2人は荒くれ者のような存在ではないことはよく分かったけれど、私は彼らの誘いを上手く断れずにいた。
「おい、そこの2人」
その時、私を救ってくれる聞き慣れた声が背後から聞こえた。
「えーと、お知り合い?」
「知り合いなんかじゃないよ、そこのホルスタインは僕の女だ」
「これはすみません、ご主人と一緒に来られていたんですね」
「主人なんて言うな、僕はホルスタインと対等な恋人同士なんだ。早く行こう」
「坊ちゃま……」
見るからに不機嫌そうな坊ちゃまは陳謝する黒髪の青年に強い口調で言うと私の左手を乱暴につかんで歩き出し、茶髪の男性はその様子を呆けた表情で眺めていた。
坊ちゃまは右手で私の左手を引いて歩きながらずっと無言のままで、私は坊ちゃまに何と言って謝ろうと考えていた。
しばらく砂浜を歩くと坊ちゃまは立ち止まり、周囲をきょろきょろと見回すと左手で持っていた大きめの紙袋を砂の上に置いた。
紙袋には先ほど露店で買ったらしい軽食と紙包装された飲み物が入っていたということに私は今更気づいて、そして私に正面から向き合った坊ちゃまを見て緊張が脳裏を走った。
そして……

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