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初恋のメリーバッドエンド・幼馴染とのハッピーエンド
第1章 優弥の葛藤
「次は~、富士見ヶ丘~。富士見ヶ丘で御座います、出口は変わりまして左側です・・・」
「・・・・・」
千葉県北東部にある田舎町“富士見ヶ丘町”。
その辺り一帯を走り抜けては地域住民の貴重な移動手段となっている“鴨川電鉄”の車内アナウンスを聞きながら彼、“小川 優弥”は昔日に思いを寄せていた。
「・・・・・。はぁ~っ!!!」
(この辺り、マジで何一つとして変わっていないな。俺が出て行った時のままだ・・・)
電鉄の古びた座席に腰掛けながら、車窓の外へと視線を送る優弥は今から7年程前の今日、ここを飛び出して行ったのである。
その契機となったのが。
「・・・・・っ!!?」
「・・・・・」
「・・・・・」
実家の二階のベランダで逢瀬を交わしていた、3つ年の離れた兄“小川 翔弥”と同い年の幼馴染“相川 可奈”の姿を目撃してしまった事にあった、彼等は真っ昼間っから人目も憚らずに堂々とキスをしていたのである。
それを見た瞬間、優弥は全身の血が沸騰するかのような激感と激昂を覚えてしかし、頭の中は恐ろしい程に冷静だった。
(負けた・・・)
彼は思った、何故ならばこの時、翔弥と優弥は実の兄弟にも関わらずに同じ女の子を好きになり、どちらがその人を振り向かせられるのか、と言う勝負をしていたからだ。
その女の子と言うのが“相川 可奈”だった、可奈は可愛い系で良く整った顔立ちをした、清楚で大人しい雰囲気を纏った少女だった、だけど。
実際の彼女は芯が強くて自分が“こうだ”と決めたら絶対に揺るがない女性だった、凜としたその佇まいと理知的なオーラは何故千葉の片田舎にこんな美少女がいるのか、と思わせる程であり、みんなの憧れの的だったのである。
そんな彼女を翔弥と優弥は幼い頃から好きだったし、可奈もまた二人の事を誰よりも好いていた。
だけど。
「・・・・・」
千葉県北東部にある田舎町“富士見ヶ丘町”。
その辺り一帯を走り抜けては地域住民の貴重な移動手段となっている“鴨川電鉄”の車内アナウンスを聞きながら彼、“小川 優弥”は昔日に思いを寄せていた。
「・・・・・。はぁ~っ!!!」
(この辺り、マジで何一つとして変わっていないな。俺が出て行った時のままだ・・・)
電鉄の古びた座席に腰掛けながら、車窓の外へと視線を送る優弥は今から7年程前の今日、ここを飛び出して行ったのである。
その契機となったのが。
「・・・・・っ!!?」
「・・・・・」
「・・・・・」
実家の二階のベランダで逢瀬を交わしていた、3つ年の離れた兄“小川 翔弥”と同い年の幼馴染“相川 可奈”の姿を目撃してしまった事にあった、彼等は真っ昼間っから人目も憚らずに堂々とキスをしていたのである。
それを見た瞬間、優弥は全身の血が沸騰するかのような激感と激昂を覚えてしかし、頭の中は恐ろしい程に冷静だった。
(負けた・・・)
彼は思った、何故ならばこの時、翔弥と優弥は実の兄弟にも関わらずに同じ女の子を好きになり、どちらがその人を振り向かせられるのか、と言う勝負をしていたからだ。
その女の子と言うのが“相川 可奈”だった、可奈は可愛い系で良く整った顔立ちをした、清楚で大人しい雰囲気を纏った少女だった、だけど。
実際の彼女は芯が強くて自分が“こうだ”と決めたら絶対に揺るがない女性だった、凜としたその佇まいと理知的なオーラは何故千葉の片田舎にこんな美少女がいるのか、と思わせる程であり、みんなの憧れの的だったのである。
そんな彼女を翔弥と優弥は幼い頃から好きだったし、可奈もまた二人の事を誰よりも好いていた。
だけど。

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