この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
助教 沙霧
第9章 秘密のいとなみ ~自宅の浴室~
(誉・・・・さま・・・・)
 
 初めて口にしたその呼称は、甘い猛毒となって彼女の喉を焼いた。
 指先が、自らの湿り気をかき混ぜる。水のしぶきと、自身の情欲が混ざり合い、浴室には濃密な雌の匂いが立ち込めていく。彼女は狂ったように、自分の身体を誉への献身として弄り続けた。
 壁のタイルが、彼女の荒い吐息で白く曇っていく。
 その曇りの向こう側で、誉の眼差しが、自分の無様な背中を、割れた腰の線を、そして晒け出された秘部を、冷徹に観察している。
 
 やがて、耐え難いほどの衝撃が彼女を襲った。
 沙霧は声を上げることもできず、タイルの床を爪で掻きむしりながら、激しく身悶えた。絶頂の瞬間、彼女が求めたのは救いではなく、より深い、底なしの隷属だった。
 
 しばらくして、熱い湯がぬるま湯に変わる頃、沙霧はようやく顔を上げた。
 鏡の曇りを手で拭うと、そこには、瞳の焦点を失い、だらしなく口を開けた一人の女がいた。短い髪は乱れ、肌には自らの爪の跡が赤く浮き出ている。

 (これが、古典和歌の権威を目指す瀬川沙霧、私の真の姿。。。。)
 
 彼女は力なく立ち上がり、濡れた身体をタオルで包んだ。
 浴室を出て、暗いリビングでスマートフォンを手に取る。
 そこには、一通の新しい通知が届いていた。
 
『誉:新しいコメントがあります』
 
 沙霧の指が、恐怖と歓喜で激しく震えた。
 彼女は、まだ水滴の滴る髪のまま、吸い寄せられるようにその画面をタップした。
 
 物語は、もう、止まらない。

/41ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ