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助教 沙霧
第7章 秘密のいとなみ ~深夜の自室~
深夜一時。都会の喧騒が遠のき、沙霧の住むワンルームマンションの一室は深海のような静寂に沈んでいた。
沙霧は、部屋の主照明を消し、デスクに置かれた小さな間接照明の灯りだけで過ごしていた。オレンジ色の淡い光が、剥き出しになった彼女の白い肩を、艶めかしく、どこか不吉な色合いで照らし出している。
彼女は、昼間の厳格な出で立ちをすべて脱ぎ捨てていた。床に乱雑に散らばったブラウスとスカートは、剥ぎ取られた抜け殻のように見える。今の彼女が身に纏っているのは、薄いシルクのキャミソール一枚だけだ。その細い肩紐の下で、昼間は無理やり抑え込まれていた豊かな胸が、深い呼吸とともに緩やかに、しかし確かな重量感を持って上下している。
デスクの上には、開かれたままのノートパソコンがあった。
画面に映っているのは、自身のブログ「和歌逍遥」の管理画面。沙霧は、誉から届いた最新のメッセージを、暗闇の中で何度も、何度も読み返していた。
『貴女の言葉をなぞるたび、その凛とした静寂の下で、行き場を失った熱い雫が滴り落ちる音を聴くような心地がいたします』
その文字を目でなぞるだけで、昼間、満員電車で感じたあの下腹部の疼きが、鋭い熱を持って蘇ってくる。
沙霧は、部屋の主照明を消し、デスクに置かれた小さな間接照明の灯りだけで過ごしていた。オレンジ色の淡い光が、剥き出しになった彼女の白い肩を、艶めかしく、どこか不吉な色合いで照らし出している。
彼女は、昼間の厳格な出で立ちをすべて脱ぎ捨てていた。床に乱雑に散らばったブラウスとスカートは、剥ぎ取られた抜け殻のように見える。今の彼女が身に纏っているのは、薄いシルクのキャミソール一枚だけだ。その細い肩紐の下で、昼間は無理やり抑え込まれていた豊かな胸が、深い呼吸とともに緩やかに、しかし確かな重量感を持って上下している。
デスクの上には、開かれたままのノートパソコンがあった。
画面に映っているのは、自身のブログ「和歌逍遥」の管理画面。沙霧は、誉から届いた最新のメッセージを、暗闇の中で何度も、何度も読み返していた。
『貴女の言葉をなぞるたび、その凛とした静寂の下で、行き場を失った熱い雫が滴り落ちる音を聴くような心地がいたします』
その文字を目でなぞるだけで、昼間、満員電車で感じたあの下腹部の疼きが、鋭い熱を持って蘇ってくる。

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