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NEXT EXTRA 2025
第3章 Halloween Cosplay
シャワーを済ませ出ようとしていた筈の羚汰と、風呂場のドアで鉢合わせてしまった。
あと少し、間に合わなかったみたい。
しれっと、一緒に入って来ようとするのを、何とかかわす。
あの顔は、やっぱり、別々がいいかも。
シャワーだけで終わらなそう。
熱いお湯ですっきりして、パジャマを着込んで。
子どもたちの様子を見に行く。
まずは、リビングに近い玲那の部屋。
ベッドの中で暴れて隅っこに移動している玲那を、中央付近にそっと引っ張って。
沢山のぬいぐるみたちも、整えて。
スリーパー着せてはいるけど、一応布団も掛けておこう。
隣の琉尹の部屋にも入ろうとして、羚汰が出てくるのとまた鉢合わせた。
「大丈夫。布団かけといた」「うん。玲那も」
そう言ったそばから、琉尹が寝返りを打って、布団を大きく跳ね除ける。
2人で声を立てず笑って、今度は稜が布団をかける。
琉尹は、先週の遊園地で買ったキャラもののぬいぐるみを握って寝ている。
ずいぶん大きくなったと思ってたけど、こうやってまだぬいぐるみと一緒に寝るんだ。
可愛い。
「稜そっくり」
いつの間にか、羚汰に背後を取られてしまった。
だけどそれが心地よい。
「そうかな。羚汰のが似てるよ」
柔らかかった顔つきが、少し精悍に、男の子っぽくなってきた。
「...違うよ。寝相」
「こんな酷くない!」
こそこそ話しながら、部屋を後にする。
寝室に戻ると、シーツが掛け替えてあった。
もう夜も遅い。
いつものように、くっついて眠る。
「さっきさ...」
うん?
「てっきり俺、あの時の服、着るのかと思ったんだよね...」
「...あの時のって?」
羚汰の言わんとする、あの時が本当に分からない。
首を捻って、羚汰の方を少し向く。
嬉しそうに笑いかながら、顔を寄せてくる。
「ほら、先週の遊園地で着たヤツ」
!!
「...忘れてた」
確かに。あれがあった。
羚汰によく似合っていて。
完成度高くないし、別にセクシーでもなんでもないのに、やたらと色気が漂っていて。
何人かに、写真を一緒に撮って欲しいって声掛けられてた。
...もちろん、断ってたけど。
「稜のも着てさ。...もっかいヤる?」
あと少し、間に合わなかったみたい。
しれっと、一緒に入って来ようとするのを、何とかかわす。
あの顔は、やっぱり、別々がいいかも。
シャワーだけで終わらなそう。
熱いお湯ですっきりして、パジャマを着込んで。
子どもたちの様子を見に行く。
まずは、リビングに近い玲那の部屋。
ベッドの中で暴れて隅っこに移動している玲那を、中央付近にそっと引っ張って。
沢山のぬいぐるみたちも、整えて。
スリーパー着せてはいるけど、一応布団も掛けておこう。
隣の琉尹の部屋にも入ろうとして、羚汰が出てくるのとまた鉢合わせた。
「大丈夫。布団かけといた」「うん。玲那も」
そう言ったそばから、琉尹が寝返りを打って、布団を大きく跳ね除ける。
2人で声を立てず笑って、今度は稜が布団をかける。
琉尹は、先週の遊園地で買ったキャラもののぬいぐるみを握って寝ている。
ずいぶん大きくなったと思ってたけど、こうやってまだぬいぐるみと一緒に寝るんだ。
可愛い。
「稜そっくり」
いつの間にか、羚汰に背後を取られてしまった。
だけどそれが心地よい。
「そうかな。羚汰のが似てるよ」
柔らかかった顔つきが、少し精悍に、男の子っぽくなってきた。
「...違うよ。寝相」
「こんな酷くない!」
こそこそ話しながら、部屋を後にする。
寝室に戻ると、シーツが掛け替えてあった。
もう夜も遅い。
いつものように、くっついて眠る。
「さっきさ...」
うん?
「てっきり俺、あの時の服、着るのかと思ったんだよね...」
「...あの時のって?」
羚汰の言わんとする、あの時が本当に分からない。
首を捻って、羚汰の方を少し向く。
嬉しそうに笑いかながら、顔を寄せてくる。
「ほら、先週の遊園地で着たヤツ」
!!
「...忘れてた」
確かに。あれがあった。
羚汰によく似合っていて。
完成度高くないし、別にセクシーでもなんでもないのに、やたらと色気が漂っていて。
何人かに、写真を一緒に撮って欲しいって声掛けられてた。
...もちろん、断ってたけど。
「稜のも着てさ。...もっかいヤる?」

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