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第4章 完結:夜月家6兄弟大集合

「今日からメイドとして雇った奈々だお前達仲良くしろよ？」

「な、奈々と申します。よ、よろしく、お願いーーします•••」

「声小せぇんだよブス」

「ひっ!」

春樹「口を慎め真冬」

真冬「ちっ」

夏月「まふゆんこわぁ～い」

真冬「ウゼェんだよクソ兄貴。女にチヤホヤされてるからっていい気なってんじゃねぇぞコノヤロー」

夏月「はるにぃの前では従順になりやがって。これだからガキは嫌いなんだよ」

真冬「上等だオラ表出ろやボケ!」

夏月さんも真冬さんもめちゃめちゃ怖いよ

秋都「おやおや２人共。レディの前で喧嘩したら萎縮するだろ？僕が作ったケーキと紅茶召し上がれ♪」

三男の秋都さんがフォローしたおかげで助かった

春樹「すまなかった奈々。弟達が迷惑かけてしまって」

「そんなことちっとも思ってない、です。私末っ子だから母も父も姉ばかり可愛がって私には厳しくて甘えられなかったから。仲良しで羨ましくて嫉妬しちゃいました」

夏月「可愛そうにぃ～酷い母親だね～奈々ちゃんつらかったよね」

真冬「イかれてんなあのババァ••いてぇ!」

春樹「先程も口を慎めと言ったはずだ。お前には躾が足りないようだな真冬」

春樹さんめちゃめちゃ怒ってる

「待ってください！あの。真冬さんの言うとおりかもしれません。母が情緒不安定になったのは私のせいでこうなったんです。私がもっとしっかりしてなかったから。優柔不断だし、優し過ぎるし。いつも親にもクラスの皆にも担任の先生にも迷惑ばかりかけてきてたから」

真冬「お前チョーめんどくせぇわ。まるで悲劇の女だなお前。大人に嫌われるのがそんなに怖いのかよ。親の言いなりになるのがそうなのかよ？おれ様ならそんなのぜ、ってぇ死んでも嫌だな。はる兄貴のおかげでお前はあの忌々しい毒親から解放されたんだぞ。少しくらいは感謝しろよな。ぁだ!」

春樹「もっとキツい教育してやろうか?」

真冬「それだけは勘弁してくれよ兄貴！」

「実は私親を捨てたことを後悔してここから逃げ出そうと考えてました。ですが考えを改めました。私母も父も捨てます。もう勝手に逃げたりしません。だって私このお屋敷でメイドとして雇われに来たんですから」

秋都「分析100点だね」

真冬「へぇ出来るじゃん」

夏月「まふゆんツンツンから照れ屋なってるよ」

真冬「ぅるせぇんだよバカ兄貴!」