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ご主人様の愛はこの身に注がれる
第2章 蜜月夜の始まり


柔らかなベッドの上に優しく下ろされて寝かされた私は、ちゅ、と額に柔らかな感触を感じてみれば、グレン様が私の額にキスをしたのが分かりました。


「続き、はじめるよ」
「まっ、待ってくださっ」


私に覆いかぶさったグレン様は笑みを浮かべて、すっと私の両足を開いてくちゅ、と私の蜜が溢れる秘部に指を滑らせました。


「待たないよ、ほら···こんなにも濡れてる」
「····あ、···っやぁ」
「どうしてこんなに濡れてると思う?」
「え?」
「こんなふうにココが濡れるのは、男性のモノをココに迎えるためだよ。最初は痛いと聞くから、よーくほぐそうね」
「あん、···やっ、グレン様」


ぷちゅ、とグレン様の指が私の中に入れられるのが分かりました。それからは指先をゆっくり抽挿させて、私の反応を見るようにして指を入れられて、抽挿させられる度に粘着質な卑猥な音が私の鼓膜を震わせて、鳥肌が立つのがわかりました。


異性の···グレン様の指が私の中へ入れられている···そう思うだけで興奮をしてしまうのははしたないと何度も自分へと心の中でいいつけるのですが、中の柔らかい粘膜の襞を押されるように動かされて、ひくん、ひくんと反射的に締め付けてしまった指の感覚が、違和感を通り越して気持ちのいい物へと変わって来ていて、私の変化を見ていたグレン様は、口角を上げました。


「んん、ん!あっ!···ぁ、いやぁ···!」
「···見つけた」


にゅちにゅちと指を抽挿させながら、グレン様は私の肉芽に吸い付いて、まるでキスをする時のように何度も食むものだから、私はたまらずに甘い悲鳴を上げた。

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