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美味しいサンドイッチの作り方
第23章 6日目 かりきのドームシティ

前室の導入の動画を見えると
アナウンスが流れて
アナウンスの指示に従って
入り口から中に入ると……
小学校の下駄箱のある玄関で。

『バイバーイ、じゃあまた後でな』

『しんくん、また明日ね~』

小学校の下校時間なのか、
子供たちが賑やかにお喋りしながら
下駄箱で靴を履き替えている様子が。
聞こえてくる音声から伝わって来る。

ここに居るのは…私達3人だけなのに
沢山周囲に人がいる様な、
そんなざわざわとした騒がしさを感じる。

『おおっ、すげぇ、めっちゃ学校じゃん』

本当に学校で使ってた下駄箱を
持って来て移築して置いたみたいにリアルで。

『凄いね、…音響のせいなのか…
自分達の周囲に子供達が居るみたいに感じるね』

視覚的には、誰もない
小学校の下駄箱付近なんだけど。
沢山の気配を感じる、
その気配が…減って行くのを感じて。

『お、皆、帰った感じ?
さっきまでのざわざわした感じが
しなくなったんだけど?』

『ない…、ないよぉ……、
私の靴…見つからないの…、探してよぉ』

そう………明らかに小学生ぐらいの
女の子の声が下駄箱の中から聞こえる。

『下駄箱から…声してんじゃん。
ん?声がしてる下駄箱どこだよ?
こっちから聞こえてるな』

『あっちも…、こっちも…探したのに
私の靴…見つからないのぉ……。
お家に…帰れないよぉ……助けてぇ…』

横に居た光が私の横から
離れて、下駄箱が並んでいる
玄関の中を移動しながら
声が聞こえている下駄箱を
移動しながら探し始める。

『ここか?…ダメだ…開かねぇ
こっちか?…こっちも…ダメだ』

カタカタカタカタ

下駄箱の戸がカタカタ揺れ始めて。

あっちこっちの下駄箱の中から
くすくすくすと笑う声が聞こえてくる。

『ねぇ遊ぼ、遊ぼ』

『私、紫色の靴のお兄ちゃんと遊びたい』

その女の子の声に光が
持っていた懐中電灯で
自分の…足元を照らす。

『は?…マジかよ、俺の靴紫なんだけど?』

『ふふふふ…、私達からは…ねぇ
ぜぇえーーーんぶ、見えてるよ』

『ねぇねぇ、鬼ごっこしようよぉ…』

『かくれんぼが…いいよぉ…』

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