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美味しいサンドイッチの作り方
第18章 『HOTEL .A』 ~なゆたサンドレシピその①~
普通のホテルだったら
エレベーターホール降りた所に
フロアの案内図とか、
お部屋番号ごとにこっちですよって
矢印の書いた案内板とかあるけど。
ラブホテルって…こんな風にライトが
チカチカして誘導してくれるんだ…。
『部屋、入ったら風呂の湯張って
3人で露天風呂入ろうぜ』
このホテルには3部屋だけ
露天風呂付のお部屋があるみたいで。
一番いいお部屋の…505号室。
お部屋の入り口を…入ると
その先には靴を脱ぐための
玄関の部分になっていて。
その先には数歩分の短い廊下と
お部屋に繋がるドアがある。
『なゆ、この先見て驚くなよ?』
そう言いながら光が
ガチャとお部屋に続くドアを
開いて全開にして来ると。
そのドアの奥にあるお部屋が見えた。
「え?へ?…え??すごっ…
ええ?…ラブホテルって
こんなに…凄いお部屋広いの??」
『サービスルームは流石に
ビジネスホテルのシングルレベル
の広さしかないけどな。Sクラスと
なれば…普通のホテルのセミスイートとか
それぐらいはあるんじゃね?
かりきのにあるラブホには、
ホテルのスイートルーム並みの
スイートルームあるからな』
「かりきの…って…もしかして」
『そうそう、明日泊まろうかって
話してるラブホテルの方の事ね』
このお部屋でも…普通のホテルなら
デラックスダブルとかトリプルとか
それぐらいなお部屋の広さで。
都会のホテルだったらこれぐらいでも
ジュニアスイートって言う
設定になってる所もありそう…。
目の前に見えているのは
L字に配置された
ソファのあるリビングスペースで。
このソファなんて5人座れるぐらいあるし。
そのソファの前にあるテーブルも
大きいからここで集まって
パーティーとか出来そうだし。
『カラオケあるから、お湯張り
してる間カラオケしようぜ』
『なゆたはお部屋の中みたいだろうし、
ルームツアーしがてら一緒に
お風呂のお湯張りしに行こうか?』
『じゃあ、俺適当になんか頼んどくわ』
あれだけ水族館に行く前に
島田ツインズの来来飯店で
凄い量食べたのに光はもう
お腹が空いているみたいで…。
テレビのリモコンを操作して
フードメニューを頼もうとしていて。

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