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脳内ショートストーリー
第3章 【真咲莉緒と伊藤蒼真〜上司と部下の恋〜】





「さん、も要らないよ」


「じゃあ、蒼真…くん?」


「呼び捨てで」


「え〜ちょっとそれはハードル高いです」


「あわよくば会社で間違ってそう呼ばせたいかも」


「ちょっとそれヤバいです!ほんと気をつけないと、プライベートはきっちりと分けましょう、ね?」


「じゃあ、時々呼んで?さっきのタメ語でさぁ、なるべく雑な感じで」


「え……?部長ってもしや、Sかと思いきやМですか?」


「莉緒がМにしてくれんの?」


「あぁ……なにそれ、ヤバ……」



あざとくて、
主導権握ったと思いきやコロッと握られてる気がする
この人、私次第でSにもМにもなれる人なんだ…?
踵を上げてキス……
首の後ろに手を回して角度を変えて味わう



我慢出来なくなった部長は私をお姫様抱っこして
寝室の扉を開けた
電気もつけず廊下からの光が少しだけ照らしてる
ゆっくりベッドに下ろされて
「もう今からは止まらなくなるけど良い?」って
最終確認らしい



「私も止まらなくなるけど…?」



そう言って挑発したら指を絡めてきて深いキスに呑まれる
部長…改め、蒼真さんがどんなセックスをするのか
緊張するけど楽しみで仕方ないです
どんどん溶かされていくんだろうな……
キスだけで力抜けてっちゃう



正直、受け身な男性はあまり宜しくない
でも蒼真さんはめちゃくちゃ盛りきったお猿さんなの…
前戯という前戯が全てパーフェクト
こっちも欲しくなって手を伸ばしてしまう
顔を歪ませて耐える姿がこんなに愛おしいなんて
初めて知った……



Tシャツとハーフパンツ姿の蒼真さん
蒼真さんのYシャツ一枚だけの私
寝転んだらショーツ見えちゃうよ……
まだ見ないで、エッチ……






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