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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第11章 須藤さんを待ち伏せて、根掘り葉掘り聞きまくろう大作戦開始ッ!
今日の服装は、特に唯斗さんを誘惑するわけではないから、Tシャツにジーンズ、スニーカーといったとってもラフなスタイルだ。
だけど外出するわけだから、日焼け対策込みでお化粧と、ヘアアイロンで髪を巻くのは忘れない。
いざ、会社の門前で須藤さんを待ち伏せ作戦開始!!
頑張るぞ、おうっ!
――。
――――。
ということで、あたしは今、会社の門から少し離れた場所にいます。
腰掛けられそうな花壇のところでひとまず待機。
今に限っては唯斗さんに出会しませんようにと祈るばかりだ。
もし、遭遇してしまったなら、何か適当なことを言って誤魔化すしかない。
そうなれば、今日は姫美花さんの情報を諦めるしかないわけで――……。
そんなのイヤだ!
唯斗さんとラブラブになるためには、まずは敵情視察をして唯斗さんの好みを理解し、あたしがより魅力的に感じて貰えるように頑張る!
自慢だけど、あたしってば家事全般できるし、大抵のお料理は作れる。栄養管理もばっちりだし、大学の成績も上位をキープしている。
どこをより磨けば良いのか判れば、きっとこの先唯斗さんを誘惑するのに有利になるはずっ!
「あれ? 澪ちゃん?」
そうこう考えていたら、見知った人が向こうからやって来た。
背の高いスーツ姿のその人は、明るく気さくな雰囲気を身に纏っている。
あたしが待ち望んでいた須藤さん。

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