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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第10章 ラブラブデートで蕩ける身体。
映画の内容よりも唯斗さんの方が気になって仕方がなくなるわけで……。
目の前の大きなスクリーンに映像が映し出されて、音もリアルなのに、あたし、それどころじゃありません!
唯斗さんと繋いでいる手に意識が向いてしまうんだ。
――っていうのも、あたしの指を、爪でなぞってくるの!
はじめはただ、戯れていただんだと思うの。
だけど、少しずつエスカレートしてきている気がするんだ。
指の先から下りていって、付け根から隣の指に移って、手のひらを包み込んでの仕草!
その触り方が、とてもゾクゾクするから困る。
ドキドキする。
指先を愛撫されている感覚っていうのかな。
たったそれだけで、みぞおちが疼いてしまうんだ。
「……ん」
やばっ!
声が出た!!
繋いだ手を振り解いて、慌てて両手で口を塞げば、唯斗さんはそんなあたしの状態を知ったのか、さっきまで繋いでいた指が、あたしの太腿に触れた。
今日、着ていたワンピースの生地は裏地はあるんだけど、いつもより薄地。
最近、唯斗さんを誘惑するために穿いていた丈が短いミニスカートは以外と分厚めで、唯斗さんの今の行為に至ってはちょっとあたしの方が分が悪い。
立ち上がろうにも周りは席は埋まっているし、しかも席が中央だから動きようにない。
これって……。
これって、堪えるしかないの?
いくら膝掛けをしているとはいえ、隣の人に覗き込まれたら恥ずかしい行為がバレちゃうっ!

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