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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第6章 もう間違いなく両想いでしょ!

 ◆



 午前10時ちょっとすぎ。
 その日の2時間くらい経って後に、高校時代からの友達の明実(あけみ)に電話した。
 何の用事でって?
 そんなの決まっている。
 もちろん、唯斗さんとあたしについてのことだ。
 明美には、お泊まりする初日から不良に囲まれて危なかったところを助けられたこと。
 唯斗さんに抱かれたこと。
 あたしの身体を気にかけて、性欲も我慢してくれていたこと。
 無事に唯斗さんとラブラブになったことを報告。
 はい、つまり惚気(のろけ)たいだけです。
 あたしはリビングのソファーに寝転びながら明実に惚気話を語った。

 てっきり両手放しで喜んでくれると思っていたんだ。
 それなのに、明美の見解はあたしの憶測とは全然違った。

「それって都合の良いセフレなんじゃ……」
 えっ?
「どうしてそうなるの? だってずっとあたしに性欲を持っていても手を出さなかったんだよ? それって愛されているからじゃないの?」
 今朝だって、あたしの初めてを奪ったから、身体のことを気にしてくれていた。
「だって告白、されてないんでしょう?」
 うっ――。
「それは……そう、だけど……」
 流石は明実。
 なかなか痛いところを突いてくる。

 そう、唯斗さんにはあたしを抱きたかったと言っていたものの、好きだとひと言も話してくれていない。


「それってつまりは、都合の良い関係性でいようっていうことじゃないの?」
 ――ううっ。


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