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第3章 誘惑しますっ！

「じゃあ、入れる指を増やすよ」
「っひ、ぐ……」
　圧迫感がさらに増した。
　指を2本も入れられて、肉壁は苦しいはずなのに、どうして……。
　だって自分で触った時は何も感じなかった……。

「や、そこ感じないはず！」
　しまった！
　思わず口にしてしまった内容が拙いことに気がついてももう遅い。
「へぇ、中、弄ったことあんの？」
　下卑た笑い声を出して、明らかに楽しんでいる。

「こうやって？」
　生地越しからさらに深く指が埋められた。
「――ん！」
　ビクン、と跳ねる身体はもう、自分の意思ではどうしようもないところまできていた。

「ここも？」
　試すように見下ろされながら、その指が肉壁の中にある突起に触れた……瞬間。
「っあ！」
　あたしの身体がびくんって跳ねるんだ。
　同時に身体が疼きはじめる。

　なに、それ。
　なにそれなにそれ、あたし知らない！！
「もしかして、クリトリスは初めてなの？　じゃあ、ちゃんと触ってあげなきゃね」
　秘部の中に隠れていた、あたし自身も知らない突起を摘まれて、そのまま上下に揺らされる。
「あ、あっ！！」
　あたし、どうしたんだろう。
　おかしくなったみたいに腰を揺らす。
　これじゃあまるでお強請りしているみたいだ。

「やぁあっ！」

「おい、おま、そこ触るの卑怯っ、どう考えても俺のが不利じゃんよ！」
「いいじゃん、どうせ最後は2人で食っちまうんだからさ」