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僕の愛する未亡人
第2章 はじめての社外業務①
女の懇願も虚しく、ビィイッと音を立てて、クロッチの部分を包むストッキングの布が裂ける。

Tバックの下着の横から、男が指先を差し入れると、ぬるん、と勢いよく滑るのが見えた。


ーー水島さん、乱暴されて、濡れてるの?
ーーち、違うっ、お願い、こんなこと……!


ほとんど愛撫などせぬまま、男は自らのベルトを外し、腰を引き寄せる。


ーーい、痛いっ、やめて……!


そう言いつつも、演技をする女の顔はとてもいやらしい。

「や、やば……」

ペニスが打ち付けられる秘部がモザイクとともに映し出される。


(僕も……本間さんに……)


佳織の柔らかな舌と、直接触れた太ももの肌質がありありと思い返される。
理央は部屋着のハーフパンツと下着を同時に下ろし、座布団の上に尻を乗せると、いきり立ったそれをしごきだす。


ーー奥、だ、だめ、んんっ。
ーー奥がいいってこと?
ーーや、んんっ、違うの、あ、やだ……い、いくっ……!


嫌だと言うのに、女は男を引き寄せるようにして、自らが果てたことを告げる。


ーーやばい、水島さん、俺も……。


理央の目の前も、チカチカする。
しごく指の力が強まる。
男が果て、女の太ももに体液を放出するとほぼ同時に、理央も射精した。



*


日曜日は女性と寝ることもなく、だが、自慰行為に耽ってしまっていた。
夜の早い時間に疲れて眠ってしまい、たっぷりと寝たものの、夜中に起きてしまった。
そのまま寝られず、また自慰に耽る。


(高校生男子かよ……)


眠れもしないから、早めに準備をして、朝の七時頃、いつもより一時間も早く出社した。

まだ明かりもついておらず、部屋の入口でスイッチを入れて、デスクに座る。
立ちながら、ふと、左の席を見やる。


ーー月曜日、会うのよ。しかも隣の席で。


そう言われたことを思い出した。佳織の意図した言葉は、大正解だった。
もし、彼女にあれ以上の乱暴をして一時の快楽を選んでいたら……そう考えただけでゾッとする。

デスクの上に置かれたマグカップを取って、室内にある給湯室に向かう。
この部屋には、給湯室が室内についていた。
スティックに入った粉末のカフェオレをカップに入れ、サーバーにカップをセットする。
湯を注いで、室内の端に置かれた長机にカップを置いた。
そこには丸椅子が二つ置いてある。
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