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僕の母さん
第9章 クリスマスプレゼント
もう一組のカップルである佐智子は
食事をしたホテルの部屋に真壁に招かれていた。
食後からの部屋に招く無駄のない一連の誘いに、
もとより真壁に惚れている佐智子はメロメロになっていた。
ホテルの一室に入り、ドアを閉めるとオートロックのカチャリという音は部屋を閉める音と相反して、佐智子の心と身体の鍵を解除しているようだった。
ツインルームの室内に足を踏み入れて、
どこに腰を降ろせばいいのかしらと戸惑う彼女を背後から「佐智子さん…」と真壁が抱き締めてきた。
そのまま二人は崩れ落ちるようにベッドへ…
真壁は佐智子に覆い被さり、彼女の唇に吸い付いた。
交わりの前奏曲(プレリュード)でもあるキスに、佐智子は激しく反応し、両腕で真壁の首筋を抱きかかえ、負けじと激しいキスを返す。
もっとキスの交換をしたいのに、
真壁はサッと佐智子から離れて、ベッドで大の字になって寝ている佐智子を見下ろしながら、衣服を脱いでゆく。
まるで男らしさを見せつけるように、手荒にワイシャツを脱いで、見事に割れた腹筋に佐智子はうっとりとする。
スラックスを脱いでピキニパンツだけの姿になると、その股間の隆起に佐智子は思わず舌なめずりをしてしまう。
そして、もったいぶる素振りも見せずに、真壁はビキニパンツをバッと太ももにまでずり降ろす。
途端にビックリ箱から飛び出る仕掛けのように、彼のイチモツが自由を与えられてペタンと彼自身の下腹を打ち付けた。
彼の逞しい肉棒を目にし、身体を屈めてキスを求められた佐智子の体はふつふつと燃え盛っていた。
「今から、あんたを喘がせ、悶えさせてやるよ」
彼は愛撫に時間をかける事が好きで、そして女に挿入してからの持久力があることは、彼に初めて抱かれたあの日からイヤというほど知らされていた。
でも、今夜はクリスマス…
いつも以上に執拗に責められることを想像して佐智子は早くも蕩けていた。

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