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社長は彼女の“初めて”を知っている
第2章 一夜
炭酸とアルコールの刺激が、胸の奥をじわじわと掻き回す。

今夜だけは、強がりでもいい。

少しだけ、素直になりたい気分だった。

「私、ほんとは……全然、大人の女じゃないんですよ。」

ぽつりとこぼれた本音に、加賀見さんは少しだけ表情を崩した。

「……知ってるよ。」

その言葉は、妙に優しくて。

それがまた、どうしようもなく胸に刺さった。

飲み会が終わるころには、私の中に残っていた理性なんて、ほとんど溶けていた。

頬が火照って、視界も少し霞んでいて。

でも胸の奥だけは妙に冴えていた。

(あの人に、触れられたい)

理由なんてわからない。

でも今夜だけは、この気持ちに嘘をつきたくなかった。
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