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第39章 番外編　その２　『私』の誕生日③

「……み、港斗…先に…シャワー…」

『後で…良いじゃないですか、巴。
ベッドは丁度２つありますし
あっちのベッドで寝ればいいですし…。
もう…僕も巴も…汚れてるんですし…』

ベッドも身体ももう汗とか
えっちなお汁とか…なんか
色々……な液体で汚れちゃってるから。

今更慌てても仕方ないと…、
旦那さんが言って来て…ぎゅうと
抱っこして貰っているから…
旦那さんの腕の中に納まる。

そのままちょっと…ウトウトと
してしまっていて……。

「んっ……一瞬…寝ちゃってた…？」

旦那さんの方を確認すると
旦那さんも寝息を立てているから…
全裸で抱き合ったまま…
ちょっと…2人とも寝てしまってたみたい。

『…………んんっ…、…すいません…
僕…あのまま…寝オチしちゃってましたね…。
……もう…動けそうなんで、
シャワー浴びに行きましょうよ…』

お風呂場の所にもシャワーがあるけど
それとは別に独立した
シャワールームもあるから。
そのシャワールームで…
身体を…綺麗に流して洗って。

浴衣はベッドの所に
置いて来ちゃたから…、
備え付けてあった作務衣を着て。

下着してないから…
なんかスースーするけど。
スーパー銭湯の岩盤浴着とか
こんな感じだったりするし。
岩盤浴する時は下着しないから
このスースー感も…こんな感じで。

『終わっちゃい…ましたね…１日』

「また来年も…再来年も
９月１日は…来るよ？港斗」

『そうですね。来年の誕生日も
再来年の誕生日も…僕に
お祝いさせてくださいね、巴』

「もちろんだよ…」

『さ、…巴。そろそろ
いい時間になってますし…、
おやすみなさいして寝ましょうかね？』

水分補給とおトイレを済ませて
またベッドの所に戻って来て。
奥側の…綺麗な方のベッドに
旦那さんと一緒に潜り込んだ。

『おやすみなさい、巴』

「うん、おやすみ。港斗」




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