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第39章 番外編　その２　『私』の誕生日③

ご飯もキノコご飯で…
キノコのいい香りがしてて
美味しかったんだけど。

お祝い用のオプションで
デザートのフルーツを
小さなホールケーキと一緒に
プレートに盛り付けて貰って。

お腹いっぱいで食べきれなかった
キノコのご飯はおにぎりに
して貰ってケーキのプレートは
お部屋に持って帰って
食べて貰って良いですよって言って貰って。

先に部屋に入って
温かいお茶を淹れていると
お部屋におにぎりとデザートの
プレートを届けて貰った。

和室の座椅子で寛ぎながら
テレビをまったりと観る。

『ソファも良いですけど、
和室も良いですよね』

子供が生まれて１歳になる
タイミングで引っ越しが決まっている
淡路島のリゾートマンションには
子供が遊んだりするために
リビングの一角に破れにくい
障子で区切ってお客さんに寝室としても
使って貰える小さい和室を
お願いして作って貰っていて。

「和室の畳の香りが落ち着くね」

貸切風呂は２ヶ所あるから、
お部屋は全部で５部屋だから
最大でも５組だけだし…。

アメニティとかはタオルも含めて
全部あっちにあるみたいだから
お部屋で作務衣か浴衣に着替えて置けば
下着だけ持って行けばいいみたい。

クローゼットの中に貸し切り風呂に
持っていけるカゴも置いてくれてるから
下着はこれに入れて持って行けば良さげ。

お部屋に自分達だけの
プールがあるお部屋とか
露天風呂があるお部屋を
好む旦那さんが、貸切風呂を
楽しみにしてるみたいで。

どんな貸切風呂なんだろう？って
思わなくもないんだけど。

私たち時間は最終の２１時からなので
それまでは…お部屋でテレビを観て
ゆっくりしましょうねと話していて。

私はお庭から見える景色が
今の時間には夜景になってるのが
観たいなって気持ちもあったけど。

お腹がまだ一杯だから
満腹過ぎて動けない感じでもあるし。

小腹が空いて来たら…明日の朝は
朝で朝ご飯もあるから…
おにぎりとこのプレートを
何とかしないとダメなんだけど…。