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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第39章 番外編 その2 『私』の誕生日③
北極圏のフロアから
更に進んで下に降りると。
大きなイッカクのレプリカが
展示してあって。
『何これ?角生えたアザラシおるやん』
そのイッカクを見てギャルっぽい
彼女が言うと、彼の方が
これはイッカクって言う
クジラの一種だと説明していて。
クジラと言われても見た目がどう見ても
角が生えたアザラシにしか見えないなぁって
思いながらそのカップルと一緒に
イッカクを眺めていたんだけど。
海のユニコーンみたいやんって
彼女の方が言っていて、
彼氏の方がイッカクが
ユニコーンのモデルになってて
この角にしか見えないこれは
角じゃなくて牙で。
基本的に雄にだけあるけど
偶に角みたいになる雌も居るらしくて
イッカクって言う位だから、
1本なんだけど。稀に2本ある事もあるんだって。
鹿の角みたいに毎年
生え変わったりとかは
しない物みたいで、
見た目は硬そうに見えるけど
あの角みたいな牙の中は
スカスカなのだそう。
イッカクはカナダのランカスター海峡に
主に生息してるんだとか。
更に潜水が非常に得意で
水深1000メートルほどにまで
10分程で潜る事が出来るんだって…。
良く定置網とかに引っかかった
深海魚とかって上に引き上げると
内臓がパンパンになってる
イメージとかしかないんだけど…。
イッカクって…大丈夫なんだ…。
ユニコーンの角は万能薬に
なると信じられていたから、
昔はバイキングにイッカクが
乱獲されて角と言うか牙は
高額で取引がされていたのだとか…。
イッカクの模型の下には
説明書きがあるけど、
彼の説明程の詳しい説明は無くて。
イッカクは世界中の水族館でも
飼育展示はされてない生き物で
カナダに行けば生きたイッカクを
見る事が出来るのだそう。
彼はイッカクがいつか見たいと
その夢を彼女に語っていて。
ふたりで一緒に観に行こうって
そんな話になっていて。
旦那さんと二人でほっこりとしながら
2人がカナダにイッカクを観に行く
旅行に行く日が来ると良いですねって
そんな話をしながら先に進むと。
イッカクの模型の先は
イワトビペンギンのいる
フォークランド諸島のエリアで。
ここは水槽と言うよりは
アクリル板で仕切られていて
目の前にペンギンを見る事が出来る。

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