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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第17章 ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄

前菜の後には
冷静スープのガスパチョ。
今日のイマイユのグリル。
メインのお肉料理は、
自分達の好きな物を選ぶ事が出来て。
私はリブアイのステーキに、
旦那さんはサーロインのステーキを
コースの最初の時に選んで頼んでいたから。
丁度メインのお料理を待っている間に
プラッターを摘まんでたんだけど。
隣のテーブルにお客さんが案内されていて。
『巴、隣のテーブル…。
あ、どうも…こんばんは
またどこかで会うかと思ってました』
と旦那さんが挨拶をしていて
その内容でそっちを見るまでもなく
隣のテーブルに案内されたのが
山崎さんのご夫婦だって分かったんだけど。
私達とは食事の開始時間が
1時間半ほどずれていたみたいで
同じ…内容のコースを頼んでいたみたいで。
『あ、生田さんの所もそれ
予約されてたんですね、
シーフードプラッター。1日
5食限定のメニューのやつ…』
山崎さんのご主人の言葉で、
この目の前にある豪華な
シーフードプラッターが1日
5食だけの限定メニューだって
初めて知ったんだけど…。
山崎さんのご夫婦のテーブルにも
私達がさっき食べたのと
同じ前菜と、豪華な
シーフードプラッターが運ばれて来て。
私達が記念写真をお店の人に
撮って貰ったみたいにして、
山崎さんの夫婦も撮って貰っていた。
『YouTubeでこのホテルを
紹介してる動画をたまたま見て
ここは絶対泊まろうって思ってたんですよ』
山崎さんのご主人は…クラブラウンジで
既に何杯かビールを飲んで来たみたいで。
ちょっと赤い顔をしながら
興奮気味にそう話をしてくれて。
フランス料理はお料理と一緒に
会話を楽しむ物ではあるけど、
お隣のテーブルと話してもいいのかな?
っと…ちょっと内心ドキドキしつつ。
同じテーブルに変えて貰ったとして
私達はもうすぐ食べ終わるし、
山崎さんの夫婦は今から食べ始めるし。
『そうなんですか、実は僕も…
動画サイトでオススメのホテルに
ここが出て来て気になってたんですよ』
お互いの旦那さん同士は
あんまり気にせず会話してたので、
思わず山崎さんの奥さんと
目を合わせて苦笑いをして。

