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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第16章 新婚旅行5日目 7月11日 ~PM~

と…悩んでいる候補として
対抗馬になっている
もう1つのぬいぐるみを見せて来て。
クリクリとした目が愛らしい
キャベツを両手で大事そうに
抱えているマナティのぬいぐるみで。
「わああっ、なにそれっ、マナティ?
可愛い、キャベツ抱っこしてるの?
え?何これ。凄い…可愛い…」
『そうですよね?可愛いですよね?
巴がキャベツ抱えたマナティが
可愛いって言ってたんで…』
最初は凄い大きなサイズの
ジンベエザメのぬいぐるみを
旦那さんは買おうとしてたんだけど。
あまりにも…キャベツを抱えている
マナティの瞳がつぶら過ぎて
悩んでしまったのだそうで。
一番大きいマナティのぬいぐるみで
3630円だから、ぬいぐるみの
価格で考えるとお手頃価格で。
『大きいのと小さいのを買うと
親子マナティみたいで可愛いですよね』
と片手に大きいのと
もう片手に小さいのを持って
どうですかね?と見せて来て。
色々考えて…悩んで…
LとSを買って親子にするか、
МとSで兄弟みたいにするか。
しばらくマナティの顔を
見比べては手に取ったり
売り場に戻したりして悩んで。
真ん中のMサイズのマナティを
お迎えする事にした。
お会計を済ませて、
買ったばかりのマナティを
抱っこしてホクホクとしていたら。
『ぬいぐるみはかさ張りますし。
あっちで買ったペンギンも居ますし、
もう着る予定ない服と一緒に
ホテルから送っちゃいましょうか』
「うん、マナティ…とは…
しばしのお別れになるのかぁ…」
『マナティ1匹だけなら、
キャリーバックにでも入れれますしね』
「いいの?ありがとう…港斗」
マナティを抱っこして水族館から
てくてくと立体駐車場までの
道のりを歩いて戻って来て。
駐車場に駐めているプリウスの
運転席に座ると、助手席の旦那さんに
抱っこしていたマナティを預けた。
旦那さんが次の目的地である
ホテルにナビをセットしてくれて。
美ら海水族館を出発した。
『巴、そこのスタバ寄って下さいよ。
何にか飲み物買って行きましょうよ』
旦那さんがスタバに寄りたいと
言って来たので、美ら海水族館のある
海洋博公園のお隣にあるホテル、
アラマハイナコンドホテルに
併設している施設。

